<不敢当>という言葉はときどき字幕で見、耳で聞く。ドラマの場面、状況からも意味の察しがつかないので、チェックしてみた。簡易ネット中日辞典でチェックしてみると
あえて取らないでください
と、わけのわからない訳が出てくる。<不敢>は<あえてxxない>。問題は<当 >の字、意味だ。もう少しよくチェックしてみると、簡単な中日辞典では
と、わけのわからない訳が出てくる。<不敢>は<あえてxxない>。問題は<当 >の字、意味だ。もう少しよくチェックしてみると、簡単な中日辞典では
恐れ入(い)ります
とんでもない
とんでもございません
などが出て来る。文字づらからは大した意味はない慣用表現で、日本人でないとすぐには意味がわかからないだろう。状況としては、お礼を言われて、謙遜的に<お礼を言っていただく、そのようなことを言っていただく、それ程のことではありません、値=あたいしません>。<当>を使えば、<それには当たりません、該当しません>といったような場面で言いそうだ。<それには及びません>という言い方もある。
これからすると、上の<あえて取らないでください>はどうも
あえて、そのように、取らないない、でください。
の意味のようだ。この場合は、相手への否定命令になる。
あえて、そのように、取らないない、でください。
の意味のようだ。この場合は、相手への否定命令になる。
ところで、上で<簡単な中日辞典では>と書いたが、<簡単>は日本語では<カンタン>と発音し、よく使う。このためか、私の頭の中では<混乱>があり、<不敢当>を<不簡単>と誤解していた。<敢> は gǎn dāng がピンイン発音表示で、g や d がでてくるが、実際耳にすると<カンタン>と聞こえる。不敢当は bù gǎn dāng がピンイン表示で、これま実際耳にすると<プカンタン>と聞こえる。<プカンタン>から容易に想像されるのは<不簡単>で、意味は<簡単じゃない>。私はこう理解していたが、<不敢当>が使われる場面では、意味がそぐわない。この混乱は広東語の<簡単>にある。広東語の<簡単>は gaan daan と発音する。これまた g や d がでてくるが、実際耳にすると<カンタン>と聞こえる。実際<簡単じゃない>は広東語では<不簡単>ではなく、<唔簡単 m gaan daan >、<そう簡単じゃない>は<唔係咁簡単 m hai gam gaan daan>となる。さらには、中国語 (北京語、普通话) の簡単は jiǎn dān と発音する。したがって、かなり込み入った間違いだ。
baike-baidu の解説では
不敢当 bù gǎn dāng 释义:对他人给予自己的信任、赞许、接待等承当不起。多用作谦词。
とあるが、見なれない言葉が多く、よくわからないが<当>の字が出て来る。
<对他人给予自己的信任>は<他人、または相手に対して、自己の信任を与える>だが、言い換えると<OKをだす>。<赞许>は
赞许 zàn xǔ 表示一种同意赞美的态度。
で、これまた<OKをだす> と言えよう。
<承当>は二字語のようで
承当 chéng dāng 承担,担当。つまりは<xxすることを私が了解する、請け負う>ことだろう。
<接待等>は<接待>は関係なく、<待等 dài děng.>で<待つ>の意。<接>は<受け入れる>で、<待っていただきたい>の最後の<たい>相当だろう。問題は<不起>で、これは否定、つまりは<xxすることを私が了解しないのを、請け負わないのを待っていただきたい>、あるいは<xxすることを私が了解するのを、あるいは請け負うのを待っていただきたくない>で、何のことだかわからない。
<承当不起>を簡易ネット中英辞典でチェックしてみると
cannot afford to
手に負えない
对他人给予自己的信任、赞许
とんでもない
とんでもございません
<不敢当>の原意は<あえて当てない、該当させない>で、主語は発話者の<我>になる。
<あえて当てない、該当させないでいただきたい>否定命令とすると主語は聞き手の、相手の<你>になる。
が出てくる。
したがって、<接待等承当不起>は
私が cannot afford to do、私には手に負えないのを待っていただきたい。
の意なのだ。 最後の<多用作谦词>は<多くは謙譲、へりくだり表現>ということ。これは<接待等承当不起>だけにかかり
前半の
对他人给予自己的信任、赞许
は<謙譲、へりくだり表現>ではない。
以上は自分でもかなりわけのわからない説明になっている。
<不敢当> の主語はだれか? 冒頭の
あえて取らないでください
からすると、これは否定命令で相手のことになる。
恐れ入(い)ります
の訳語の主語は、発話者の<我>。
とんでもない
とんでもございません
は
それは、とんでもない
それは、とんでもございません
それは、とんでもございません
で相手の言ったこと、お礼などの相手の行為
それには及びません
も<それ>、相手の言ったこと、お礼などの相手の行為
となりそうだが
<不敢当>の原意は<あえて当てない、該当させない>で、主語は発話者の<我>になる。
だが
<あえて当てない、該当させないでいただきたい>否定命令とすると主語は聞き手の、相手の<你>になる。
sptt
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