最近携帯で見ている中国のドラマの中で<试试尝>というのが出てきた。意味は場面から容易にわかる。<味わう>の意。簡体字<尝>はなじみが薄い、一方、旧字体の<嘗>は訓読みで<嘗 (な) める>があるが、普通は平仮名の<なめる>で間に合わせ、この方がいい。<嘗 (な) める>は取ってつけた感じだ。
baiku-baidu
尝(cháng),是汉语通用规范一级字。此字始见于西周金文。本义是用口舌辨别滋味,引申为吃、食用、试探。还由吃、食用一义引申为经历、经受,由此虚化为时间副词,表示曾义。旧字体:嘗
中国語では<尝>自体に<試す>の意があるようで、<尝>=<味わう>ではなさそう。別のドラマでは<尝尝>というのが出てきた。<味わう>というよりは<味わってみて (ください) >といったニュアンスだ。
ところで、<尝>の発音は cháng だが、ソフトな<チャン>。この発音グループでは
长,唱, 肠,场, 厂, 常,裳,偿 などがある。
<偿>の旧字体は<償>。発音はcháng。<償>は人偏がないと<受賞>。<賞金>の<賞>で、<嘗>とは全く違う。
<賞>は簡体字では<赏、shǎng>でややこしいと。
Baike-baidu
赏,本义是偿还、赔偿,读作cháng,这个意思后来写作“偿”。后来假借义为赏赐;引申指赠送;又引申指称赏,以上读作shǎng。
新中国成立后,“贝(繁体)”简化为“贝”,“赏(繁体)”类推简化为“赏”。
ソフトな<チャン>に対して普通の<チャン>zhang がある。この発音グループには
张, 长, 涨,账, 帐, 章, 掌, 仗,丈,障,樟などがある。(长は上のソフト chang にもある)
<掌>はカンムリの下が<尝>、<嘗>、<賞、赏>と違う。
ところで、上で<チャン>と書いたが<チャン>の<ン>ははまがいモノで、ng = <ン>ではない。昔の日本人は耳がよかったようで
长 ー ちょう
唱 ー しょう
肠 ー ちょう
场 ー じょう
常 ー じょう
裳 ー しょう 衣裳 (いしょう)
偿、償 ー しょう 賠償 (ばいしょう)
ーーーーー
张 ー ちょう
帐 ー ちょう 帳簿 (ちょうぼ)
章 ー しょう
掌 ー しょう 合掌 (がっしょう)
丈 ー じょう 丈夫 (じょうぶ)
障 ー しょう 故障 (こしょう)
で<ン、-n>は出てこない。ng =<ウ>。もっともこの<ウ>もまがいもの。けっして ng =<ウ>ではない。
中国語で<ン>が出てくるのは chan と zhan。
chan
产
まだまだあるが、よく使うのは<产>。停产、国产。
zhan
站
まだまだあるが、よく使うのは< 站>。火车站 (列車駅) 、汽车站 (バス停)
chen と zhen。
chen
陈 陈先生 (チンさん)
zhen
真 真実(しんじつ)
阵 陣地(じんち、ぢんち)
震 地震(じしん、ぢしん)
针 指針(ししn)
振 振動(しんどう)
镇 中国の行政区
-ng がついたcheng と zheng は重要語が多い。
cheng
城 城下町 (じょうかまち)
程 程度 (ていど)
承 承認 (しょうにん)
zheng
正 正確 (せいかく)证 証拠 (しょうこ)
政 政治 (せいじ)
整 整理 (せいり)
征 征服 (せいふく)
蒸 蒸気 (じょうき)
cheng、zheng いずれも¥日本語では<ン、-n>が出てこない。
中国語で<チ>がらみで<ン>が出てくるのはまだある、jin と qin、jian と qian。
jin <チン>と発音するソフトな感じ。<j>につられて<ジン>と発音する日本人が要るが、これはまちがい。
金 金牌 Gold medal
进
紧
近
尽
斤
今
仅
津 天津
qi 同じく<チン>と発音するがソフトな感じはない。私も含め jin と qin の区別は日本人には微妙で、区別するのは難事だ・
jian <チエン>、<チェン>と発音するソフトな感じ。これも<j>につられて<ジエン>、<ジェン>と発音する日本人がいるが、これはまちがい。
见
间
件
建
键
兼
键
减
简
检
坚
qian も同じく<チエン>、<チェン>と発音するがソフトな音ではなく、普通に<チエン>、<チェン>とすればよさそう。
前
钱
浅
千
sptt
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